第80回定期演奏会を終えて
2012年2月3日(金)東京オペラシティコンサートホールにて第80回定期演奏会を無事終了いたしました。
内藤音楽監督による恩師「山田一雄」の「おほむたから」、それに合わせたのが山田氏がこよなく愛し、演奏を重ねたマーラーの曲、今回は交響曲第5番を演奏しました。山田氏は生誕100年、マーラーは没後100年が経過し、両氏の100周年の記念をつないでの企画となりました。
マーラーは、作曲当時の演奏方法を採用しました。ノンヴィブラートではなく、ヴィブラートを押さえた演奏です。大曲であり、奏法のこだわりもあって、リハーサルは4日間行いました。マエストロの納得いく結果に近づけたようです。
これで、2011年度の全7回の定期が終わりました。今回はホームグラウンドであった東京芸術劇場の改装にともない、東京文化会館、紀尾井ホール、東京オペラシティと異なる会場設定となりました。それぞれの歴史あるホールの違いと良さを改めて感じました。また来年9月から東京芸術劇場に戻ります。
オーケストラ連盟の正会員になったということで、これまで以上に気持ちを引き締めて、社会に貢献できるオーケストラを目指していきたいと思っています。来年度の活動もどうぞご期待ください。
マッキーのひとりごと(No.80編)
今年から定期演奏会の曲目のお話に登場することになりました。よろしくお願いします。
今回は2月3日の第80回定期演奏会の「マーラー:交響曲第5番」です。
交響曲第5番は、1902年マーラーが42歳の時の作品でして、当時のマーラーは、多忙な日々をウィーンを中心にしながら送っていたんです。3月に23歳のアルマ・シントラーと結婚して、10月には長女も生まれて、この5番はマーラーにとって、新生の再出発の意味を持っていたんですね。初演はマーラー自身の指揮でケルンで行われました。
第1楽章。葬送の始まりを告げるトランペットのファンファーレは特に印象的ですね。第4楽章のアダージェットは、ハープと弦楽合奏のみによるとても美しい楽章で、映画監督ルキノ・ヴィスイコンティが映画「ヴェニスに死す」に用いてマーラーの名前をポピュラーにしてくれました。
今回はこれくらいで、またお会いしましょう!
第79回定期演奏会(ニューイヤーコンサート)終了!
皆さま明けましておめでとうございますm(__)m
去る1月7日(土)北とぴあにおいて、新年初仕事の定期演奏会を行ないました。
指揮とプログラミングは当団主席客演指揮者の曽我大介。パワフルな盛りだくさんな内容で、演奏する側はかなり大変そうでしたが、お客様からは大満足の声が多く聞かれました。指揮の曽我大介は終演後もパワーは衰えた様子もなく、満面の笑顔でお客様のサインのリクエストに応えておりました。
入場者数は1121名様。御足をお運びくださいましたお客様、大変ありがとうございました。
写真は6日のリハーサル風景。今回のテーマ「美しく青きドナウ紀行」の中のルーマニアに関連して、日本ルーマニア国際音楽コンクールで優勝した石上真由子さんをソリストに迎えました。ドヴォルザーク作曲のマズルカ。彼女は現在京都在住で医学部に通う女子大生。「彼女の音はヴァイオリンが大好きで仕方がない…という音色だね」とコンマスの執行氏も感心しておりました。今後がとても楽しみです。
第78回定期演奏会を終えて
去る11月3日文化の日、紀尾井ホールにて寺神戸亮氏を迎えての第78回定期演奏会を終了しました。
今回のテーマは、当楽団が取り組んできた作曲当時の演奏法(ピリオド奏法)をより深く追求したいとの思いで招いた寺神戸亮氏による指揮・弾き振りによるアプローチ、称して「原典回帰」。
寺神戸さんは1年の多くをベルギーで活動されており、今回もリハーサル前に来日していただき、丁寧なリハーサルを行なってくださいました。音楽監督である内藤や、今回降り番のコンマスも参加しての練習となり、皆充実した面持ちで本番を迎えました。
バッハの管弦楽組曲とコレッリのクリスマスコンチェルトは奏者はスタンドの演奏となり、いつもとは異なる雰囲気のステージとなりました。この2曲は寺神戸さんは弾きぶりで、後半の2曲は指揮のみとなりました。4曲全て、その曲、時代に合った楽器配置としました。
1曲目の演奏後、寺神戸さんが今回の演奏の主旨や奏法について説明してくださり、鑑賞をより深いものにしてくださいました。
この演奏会は、文化庁芸術祭参加公演となり、また、アフィニス財団の助成も受けることができました。楽団としては、初めての経験で、大変励みとなりました。
寺神戸さんとの次回の公演を望みつつ、本番を無事終えることができました。
第75回定期演奏会を終えて
去る6月24日(金) 東京文化会館で開催する2回目の定期演奏会が終了した。このホールはとても使いやすい(主観だが)。居心地がよく、好きだなぁと思う。音楽を刻んできた歴史がそういう空気を作っているのだろうと思う。
開場する六時半頃には入場してくるお客様にちょうど西日があたり、眩しそうに目を細められる方が多かった。ロビーは節電のため、やや熱かったが客席内は徐々に涼しくなっていった感じだった。
この日初めて迎えるメキシコ人指揮者カルロス・ミゲル・プリエトは長身で、優しげな眼差し。いわゆるイケメン!そして、ラテン系のノリの良さで、オケをはじけるように率いてくれた。現在メキシコ国立交響楽団の音楽監督である。1曲目はモンカージョ作曲《ウワパンゴ》を携えてきてくれた。メキシコの陽気な音楽だった。

2曲目は、若干二十歳のアンナ・フェドロヴァによるラフマニノフ作曲《ピアノ協奏曲第2番》。彼女はショパン・コンクールで優勝も期待されていた注目のピアニスト。笑顔が可愛らしく、自然体で好感の持てる印象だった。この若さでご結婚されており、ご主人も若手のピアニストということだが、なんとも初々しい二人。リハーサルを心配そうに見守る若いダーリンの姿がほほえましかった。演奏は力強く、彼女の芯の強さが表われていた。
彼女は演奏中に起きた客席でのトラブル(酒に酔った女性客が音楽に合わせて体を動かし、それを注意した男性に罵声と暴力を与えてしまった)にも惑わされることなく、最後まで弾ききり、さらにアンコールを2曲も披露してくれた!お客様にも、アンナにも、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだったし、トラブルを起こした女性のことは、いかにしても許せなかった。休憩中に説得し、なぜあんなことになったのか尋ねたりしたが、酒に酔っていたのと、気持ちが高ぶっていたのか大声を張り上げるし話にならない。結局警察を呼んで終演するまで身元を確保してもらった。二度とあのようなことの無い様、以後十分注意していきたい。彼女は次回のチケットも購入していたが、送り返してもらった。
後半のベルリオーズ作曲《幻想交響曲》はすばらしく盛り上がった!自我自賛だが、ブラボー!だった。アンコールのヒメネス作曲《ルイス・アロンソの結婚式》もムイ・ビエン! グラシアス プリエト!!
終演後の打ち上げでは、プリエトは日本のことに興味津津で、音楽の話よりも日本の慣習などに対する質問攻め!今メキシコで流行っているテレビ番組は「セニュリータ・コメコ」(コメットさん)だそうで…。ただし、大場久美子主演ではなく九重佑三子が出ている方。どんな日本を想像して来日したのだろうか…。アンナは日本料理を喜んでくれて、箸も上手に使っていた。楽しいひととき、素晴らしいアーティストたち!色々あって大変な一日だったが、終わりよければ全てよし…!






















